記事詳細

自己資金を抑えてスマートに開業する方法とは? 2019.04.08

自己資金を抑えてスマートに開業する方法とは?

独立して美容室を立ち上げるには、準備しなければならない事が山ほどあります。
その前に最初は、必要な事柄と準備の流れについて把握することが大事です!
それが分かって初めて具体的な準備に移ります。
今回は開業前の過程について説明していきます。

★開業資金は「何」に「どれだけ」準備すればいい?

まずは、美容室開業にあたって何が必要なのか知ることから始めましょう!
もちろん規模によって変わってきますが、物件を借りる、店の内装、器具や道具を揃える、
薬剤や美容商材の調達、広告宣伝費用、電話・インターネットなどの通信費、光熱水道代金など、これらを調達するための初期費用の準備が第一に必要です。
また、当面の運転資金も確保しなければなりません。
初期費用について詳しく例をあげますと、美容師1人、10坪、セット2組、シャンプー台1台で始める場合、平均的に準備する開業費用は約600万円です。
しかしこの開業費用を全額現金で用意するケースは稀で、ほとんどの場合、日本政策金融公庫などから融資を受けています。
もちろん自己資金により融資額も変わるので、必要であれば家族などから調達し合算します。
自分が計画している規模に必要な資金をまずは調達することが最初です。

★経営者目線でチェック!人・モノ・カネを動かすイメージ

自分がどれくらいの規模で開業するのか、またそれにはどれくらいの準備金が必要なのか把握できたら、次は具体的な計画を立てましょう!
そして経営の三要素を意識しながら計画に沿って準備します。三要素をひとつずついいますと、まず「ヒト」で、それは美容師本人です。
開業を考えているくらいの人は熟練した技術と接客が身に付いていて自信があるでしょう。
開業にあたっては目標やチャレンジする精神など積極性があるはずです。
こういった資質を開業前にさらに磨いておきましょう。
次に「カネ」ですが、すでにお伝えした「開業資金と当面の運転資金」が必要となります。
融資を受けるにしても、必要な自己資金を計画的に準備していきましょう。
そして「モノ」ですが、物件探しと店舗設備の準備になります。
自分が納得できるまで、時間を掛けながらでも確実に決めていきましょう。
以上のように着目して進めていくことが重要です!

★融資を引き出すポイントはココ!

美容室を開業する時には、日本政策金融公庫か銀行等に融資を依頼する場合がほとんどです。
中には自己資金ですべてまかなう場合もありますが、少数派となります。
融資を確実に受けられるように注意する点をお教えしますと、まず日本政策金融公庫で融資を受けようとする場合には、
専門のコンサルタントを雇わないと個人では相手にして貰えない時があります。
よってコンサルタントを雇うことになりますが、コンサルタント料金が別途必要になりますのでその準備も必要です。
それから銀行については担保を必ず求められるケースがほとんどです。
もし用意出来ない場合には、信用保証協会の保証を付けることが条件になることが多いです。
それから市区町村が実施している中小企業融資制度を利用して補助金を得るのもひとつの方法です。
地域により扱っている補助金や条件等は異なるので、詳細は各市区町村の役場で確認してみて下さい。

関連記事

  • 解説!開業融資の流れと面談内容とは?
    2025.12.10

    解説!開業融資の流れと面談内容とは?

    美容室を開業しようと思っても、全額賄えるほどの自己資金がある人はあまりいません。そんなときに助けとなるのが融資です。 融資と聞くと、どうやって借りるのか・・・と、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。 今回は、美容室開業の資金調達先としてよく使われる「日本政策金融公庫」における融資までの流れ、面談内容などをお話します。 融資面談で審査担当者に「どんなことを聞かれるのか」気になる方はぜひ参考にしてくださいね。

    続きを読む
  • 開業融資は必要?融資を受ける方法とは?
    2025.12.03

    開業融資は必要?融資を受ける方法とは?

    開業資金といっても、漠然としすぎてイメージが湧かない方もいらっしゃるかもしれません。開業するのがを都市部なのか地方なのか、美容室の広さや設備、スタッフの数でも必要な資金は変わってきます。 そこで今回は、美容室の開業資金相場を紹介したうえで、融資の必要性などについてお話します。

    続きを読む
  • 開業時から青色申告を行うメリットとは?
    2025.02.12

    開業時から青色申告を行うメリットとは?

    美容室を新たにオープンしたばかりのオーナーにとって、まだ売上が十分に安定していない段階での確定申告は不安や疑問がつきものです。 しかし、売上が少ない開業初年度から確定申告をしっかり行うことで、経営基盤を整え、将来の安定経営につながると考えられます。 今回は青色申告のメリットついてお話します。

    続きを読む
お問い合わせはこちら

新着記事

  • NEW 2025.12.10

    解説!開業融資の流れと面談内容とは?

    続きを読む
  • NEW 2025.12.03

    開業融資は必要?融資を受ける方法とは?

    続きを読む
  • NEW 2025.11.26

    解説!LINE公式アカウント活用法とは?

    続きを読む
  • NEW 2025.11.19

    客単価の高い顧客を増やす方法とは?

    続きを読む
  • NEW 2025.11.12

    常連客を失わないためにやるべきこととは??

    続きを読む

今月の人気記事

  • 2023.07.12

    美容室の開業!何にいくらかかる?

    続きを読む
  • 2023.03.08

    美容室を開業したい!時期によって必要な準備とは?

    続きを読む
  • 2025.04.08

    LINE予約システムを導入するメリットとは?

    続きを読む
  • 2025.11.19

    客単価の高い顧客を増やす方法とは?

    続きを読む